ちょっと贅沢したっていいじゃない、9月だもの。 – ハイブリッドヘルス小岩中央公式ブログ

美味しいご飯の為には西へ東へえんやこら。
特に大好物とあっては金に糸目をつけません。
今回はそんな大好物のひとつ《アナゴ》のお話。
どうもおはようございました。睦月です。

穴子は鰻と姿形が良く似ておりますが、細かい違いがあれこれ。
分かりやすい点としては『穴子は海水魚、鰻は淡水魚』といった感じでしょうか。
そんな穴子を美味しく食べられる店を求め、やってきましたのは神田駅。
ほんの少し裏道に入り、見えてくるのが日本家屋を店舗にした【玉ゐ　室町店】様。

歴史を感じさせるお店に入りますとテーブル席が二つとカウンターが4席ほどの
とても小ぢんまりとした内装。
穴子の煮汁の香りがほんのりと漂う、とても雰囲気のいいお店。
注文しましたのはこの室町店限定《参のせ》箱めし。

うな重のように大き目の重箱に所狭しと敷き詰められた3枚の穴子。
煮穴子・白焼き・かば焼きの三種類が乗っていて、同時に味わえるちょっと贅沢な一品。
穴子の下には大葉と海苔が散らされ、穴子の煮汁とタレが良く染みた、ちょっと固めのご飯がしっかりと詰められ。
薬味に刻みネギ・わさび・ゴマとおろし柚子。そしてお出汁の効いたワカメがちょっと入ったシンプルな赤味噌汁。

名古屋のひつまぶしよろしく
・最初はそのまま
・次は好みで薬味を加えて
・最後はお出汁をかけて茶漬けで
頂きます。

ふんわりと柔らかく仕上げられた煮穴子。脂も程よく乗って、口の中でとろける感触が堪りません。
タレが染みたご飯と時折口の中に広がる大葉の香り、少しわさびをのせて食べるとしっとりとした脂に刺激が混ざりこれまた美味。
ほんのり炭の香りをまとった焼き穴子。白焼きはふんわりとした柔らかさを残しつつも小骨のパリッとした食感が趣深く。柚子の風味を加えて口の中で初めて行く感覚がとても心地よく。
タレの塗られたしっとり仕上げのかば焼きもご飯との相性抜群。
三者三様の風味・味わいに食べる手が止まりません。

ふと残りが減ってきたところで出汁茶漬けの事を思い出し、お出汁を注文。
小さな急須で用意されたお出汁をお椀に移した穴子めしにかけまして。